ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2017年12月20日_記事番号:T00074591
台塑集団(台湾プラスチックグループ)は19日、ベトナムのハティン省の一貫製鉄所を運営するフォルモサ・ハティン・スチール(台塑河静鋼鉄興業、FHS)が来年3月に実施する5億米ドルの増資計画に対し、主要4社と福懋興業(フォルモサ・タフタ)が出資に応じると発表した。FHSは今年7月に5億米ドルの増資を実施しており、資本金は現在50億米ドル。20日付経済日報などが報じた。
来年3月の増資では、台プラグループ主要4社の▽台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)▽南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)▽台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー)▽台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)──が5,716万834米ドル、福懋興業が1,923万3,167米ドルを引き受け、出資比率はそれぞれ11.43%、3.85%となる。台プラグループの出資比率は70%から73%に上昇する。
FHSに共同出資している中国鋼鉄(CSC、出資比率25%)とJFEスチール(出資比率5%)は応じず、出資比率はそれぞれ22.5%、4.5%に下がる。代わりに、グローバル企業の出資を受け入れ、東南アジア諸国連合(ASEAN)市場の強化、米国市場への進出を図るもようだ。
FHSは今年5月末に生産を開始し、12月12日に熱延コイル生産量100万トンを達成した。来年第1四半期には1号高炉(年産能力350万トン)がフル稼働となる見通しで、来年上半期の2号高炉稼働を目指している。3号高炉(年産能力450万トン)を増設する可能性もある。
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