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中興電、南アに水素燃料電池工場を計画


ニュース その他製造 作成日:2017年12月21日_記事番号:T00074626

中興電、南アに水素燃料電池工場を計画

 重電メーカーの中興電工機械(中興電)の江義福董事長は20日、南アフリカ国有の公共投資公社(PIC)と合弁で同国に水素燃料電池工場を設置する計画を明らかにした。きょう21日にPICの幹部と交渉を行う。総投資額は2,000万米ドル。同日付工商時報が報じた。

 江董事長は、メタノール改質技術を利用して開発した同社の定置型水素燃料電池は通信キャリアの補助電源として使用可能で、フィリピン、インドネシア、インド、南アフリカなど30カ国で3,000基以上が導入されたと説明した。

 中興電は今年6月に豊田通商(本社・名古屋市、加留部淳社長)が中興電のメタノール改質型燃料電池を日本で販売する代理契約を締結しており、来年から日本の通信キャリア向けにも販売される予定だ。

 中興電は来年、桃園市の林口工場とメキシコ工場で水素燃料電池を2,000~2,500基生産する計画で、水素エネルギー事業の売上高は10億台湾元(約38億円)へと今年の3億元から3倍以上に増える見通しだ。

 中興電は水素燃料電池を含む新エネルギー事業を分社化して香港で登記しており、今後海外で上場させる計画だ。