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中国資本の1~11月台湾投資、前年通年を上回る【図】


ニュース その他分野 作成日:2017年12月21日_記事番号:T00074632

中国資本の1~11月台湾投資、前年通年を上回る【図】

 経済部投資審議委員会(投審会)が20日発表した統計によると、1~11月の中国資本による対台投資認可は129件、2億5,800万米ドルだった。金額ベースで前年同期比12.5%増加し、昨年通年の2億4,800万米ドルを早くも上回った。21日付経済日報などが報じた。

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 1~10月の中国資本の対台投資は前年同期を16.9%下回っていたが、11月は15件、7,800万米ドルと前年同月の6倍以上で、1~11月が増加に転じた。12月15日に許可した合計6,300万米ドル余りの案件を加えると、通年で3億米ドルを超える。蔡英文総統就任以来で最大だ。

 投審会の朱萍組長は、11月の大幅増加は、バイオテクノロジー関連の上海復宏漢霖生物技術による台湾の漢霖生技への22億台湾元(約83億円)の増資が貢献したと説明した。ただ、中台関係が停滞する中、中国企業の対台投資意欲が増しているとは言えないと付け加えた。

 一方、1~11月の台湾資本の対中投資は453件、77億8,300万米ドルで前年同期比7.6%減少した。11月は29件、9億3,400万米ドルで前年同月比4.7%減少した。