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馬次期総統、「生きている間に中台統一はない」


ニュース 政治 作成日:2008年5月16日_記事番号:T00007473

馬次期総統、「生きている間に中台統一はない」

 
 馬英九次期総統は先ごろ、米AP通信のインタビューに答え、「台湾人民が望むのは、中国との経済面での協調であり、中国の政治制度は台湾にはなじまないと強く感じている」と発言し、「(中台)統一は、私がいくら望んだとしても、生きているうちに達成される可能性は低い」との考えを示した。16日中国時報が報じた。

 馬氏はまた、15日東呉大学で講演し、総統就任後中国で取得した学歴を認めること、台湾の大学で中国人学生受け入れを進める考えも示した。馬氏は「大学への中国人学生受け入れは、学費収入が目的ではなく、両岸(中台)の若者が人生の早い段階で交流し理解を深めるためだ」とその理由を語った。

 さらに馬氏は、両岸人民関係条例の条文には、「大陸同胞」に対する不当な差別待遇がみられるものがあり、再検討が必要な時期に来ているとの見解を示した。政権交代後に、「国際法の判例および慣例に従って、公平なものとなるよう対応していきたい」との考えを語った。