ニュース 石油・化学 作成日:2017年12月27日_記事番号:T00074736
台湾の石化大手と中国の中国石油化工集団(シノペック)による、初の中台共同石油化学プロジェクトである中国・福建省古雷半島の石油化学プラントが26日着工した。同プロジェクトは2011年の始動で、7年目にしてようやく建設が始まった。出資企業の一つ、台湾聚合化学品(USI)は、2020年の竣工、稼働を予定していると説明した。27日付経済日報が報じた。
同プロジェクトの総投資額は278億人民元(約4,800億円)。第1期工事の完了後、年間80万トンのエチレン、川下原料が供給可能となる。
USIは、台湾から中国に輸出すると5~6%の関税がかかるが、中国で生産することでコストを削減できる上、エチレンを安定的に確保できるため、中国での販売が有利になると説明した。
同プロジェクトは、シノペックと福建省石油化学工業が折半出資する同省石化最大手の福建錬油化工と、USIや亜洲聚合(アジア・ポリマー、APC)、和桐化学(HT)など台湾の8社が共同出資する旭騰投資(香港)が50%ずつを出資する合弁会社、福建古雷石化が推進している。旭騰投資の資本金は115億2,000万人民元で、USIが筆頭株主だ。USIは来年第1四半期に追加出資するとみられる。
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