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環亜百貨の地下フロア、勤美集団が落札


ニュース 商業・サービス 作成日:2008年5月16日_記事番号:T00007479

環亜百貨の地下フロア、勤美集団が落札

 
 台北地裁は15日、台北市の南京東路と敦化北路の交差点にある商業ビル「環亜百貨大楼」の地下1、2階の競売を行い、金属部品大手の勤美集団(CMP)が16億6,944万台湾元(約56億7,000万円、1坪当たり65万4,500元)で落札した。地下3、4階の入札は不調に終わった。これにより、勤美集団は3階から5階までを除くフロアの所有権を取得したことになり、同ビルの完全買収に前進した。16日付経済日報が伝えた。

 勤美集団は既に75億9,100万元を投じ、14階分を買収しており、中国人寿が債権を所有する3、4階、個人が債権を保有する5階についても取得を進めたい考えだ。

 買収後の計画について、勤美集団の何佩芬董事長は、「テナント入居率は100%の状態なので、具体的な計画は決まっていない。ただ、建物全体の転売や建て直しの可能性は否定しない」と述べた。

 不動産業者は、周辺に台北ドームや松山空港があり、都市交通システム(MRT)松山線の路線上にあることなどから、同物件の将来性は大きいとみている。