ニュース 金融 作成日:2018年1月3日_記事番号:T00074802
対話アプリを運営する「LINE(ライン)」は28日、傘下のモバイル決済アプリ業者「LINE Pay(ラインペイ)」が台湾の交通系ICカード「一卡通(Iパスカード)」を運営する一卡通票証に出資すると発表した。29日付工商時報が報じた。
高雄市政府は、今後、観光や税金支払いなど、Iパスカードの利用先が広がると説明した(中央社)
詳細は明らかにされていないが、ラインペイは一卡通票証の第三者割当増資を引き受け、3億4,000万台湾元(約13億円)を投じ、同社株式の約30%を取得して筆頭株主となるもようだ。双方はラインアプリとIパスカードの決済システムを融合し、QRコードを使った決済サービスを展開するとみられる。
これに先立ち、一卡通票証は今年10月、ラインペイを引き受け先とする増資を董事会、臨時株主総会で決議した。
一卡通票証の資本金は現在8億元で、出資比率はこれまで、高雄市の都市交通システム(MRT)を運営する高雄捷運公司、民間銀行の聯邦商業銀行が各16.25%、高雄市政府が14.31%などとなっていたが、一卡通票証による増資引き受けで資本金は11億4,000万元となり、ラインペイの出資比率は29.82%となる計算だ。
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