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輸入ジャムからセシウム、市場には流入せず


ニュース 食品 作成日:2018年1月4日_記事番号:T00074825

輸入ジャムからセシウム、市場には流入せず

 衛生福利部(衛福部)食品薬物管理署(TFDA)は3日、台中市の好食国際が昨年11月にオーストリアから輸入した「ダルボ」ブランドのブルーベリージャムから基準値を上回る濃度の放射性物質「セシウム137」が検出されたと発表した。市場へは流入しておらず、全量(48キログラム)を返送または廃棄する方針という。残留濃度は145ベクレル/キログラムで基準値を45%超過していた。4日付蘋果日報が報じた。

/date/2018/01/04/07jam_2.jpg「ダルボ」のブルーベリージャムは、昨年11月に別の業者が輸入した製品でも基準値以上の「セシウム137」が検出されていた(3日=中央社)

 TFDAでは昨年11月、食品最大手、統一企業(ユニプレジデント)より、同社のサプリメント「予倍保明智膠嚢」の原料としてフランスから輸入した「非グリコシル化ビルベリー抽出物」から基準値の約4倍に当たるセシウムが検出されたとの通報を受け、輸入されるビルベリー抽出物やブルーベリー(冷凍品、加工品を含む)に対する検査を強化していた。

 このほかTFDAは同日、台湾英聯食品飲料が輸入した英「トワイニング」ブランドの紅茶「アールグレイ・ティー(皇家伯爵茶)」から台湾の基準値を超える0.08ppmの残留農薬が検出されたと発表した。全量が返送され、市場には流入していない。