ニュース 医薬 作成日:2018年1月8日_記事番号:T00074875
衛生福利部中央健康保険署(健保署)は、医師の処方せんなしで購入できる「指示薬」を保険給付の対象から除外する問題で、グルコサミンを含む指示薬31種に対する健保給付を廃止する方針を固めた。8日付自由時報が報じた。
全民健康保険法は指示薬を保険給付対象に含めていないが、歴史的経緯から現在でもかぜ薬や胃腸薬など928種類の指示薬が保険給付の対象となっている。このため、衛生福利部全民健康保険会は、法律の趣旨に沿い、昨年末に指示薬に対する保険給付の廃止を提案していた。
グルコサミンを含む指示薬への保険給付廃止は15万1,000人に影響するとみられ、保険給付を年間で1億4,000万台湾元(約5億3,800万円)節減できる。仮に928種類の指示薬全ての保険給付を廃止すれば、年間17億1,000万元の節減が可能になる。
健保署は「医師団体による検討の結果、関節炎の痛みを和らげるというグルコサミン含有薬の薬効は不明確だ」などとして、グルコサミン含有薬への保険給付を先行して取りやめることにした。残る指示薬についても、2月に段階的給付廃止に向けた検討を行う。
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