ニュース 建設 作成日:2018年1月8日_記事番号:T00074876
台北市政府は5日、新産業の集積地として開発される南港区で「第三種商業特別区」(商三特)都市再開発計画とバスターミナルの「南港転運站」のBOT(建設・運営・譲渡)事業に関する企業誘致説明会を開いた。バスターミナル、国際会議施設、商業施設、ホテルなど総額220億台湾元(約840億円)の投資を見込む。南港バスターミナルは2036年の1日当たり利用者数6万8,000人を目標としており、台北バスターミナルを超える見通しだ。6日付自由時報が伝えた。
林欽栄副市長は、南港は市東部の玄関口となると述べた(5日=中央社)
第三種商業特別区は忠孝東路七段沿いにあり、交通部台湾鉄路管理局(台鉄局)が保有する用地。都市再開発方式でバスターミナルの一部、会議施設、商業施設、ホテルなどの開発を見込む。総投資額は200億元で、事業者入札は4月に締め切られ、7月にも契約を結ぶ。
南港転運站は既に西部分が完成しているが、新たに現在駐車場となっている東部分に地上19階、地下4階建ての多目的ビルをBOT方式で建設し、バスターミナル、商業施設、ホテル、会議場などとして使用するものだ。事業権は50年で、権利料と賃料の収益は66億元を見込む。
南港区は従来型産業の工場地帯だったが、バイオテクノロジー産業集積地「国家生技研究園区」の整備などで、今後は新産業の集積地としての発展が期待されている。
南港区には今後、会議・展示施設の国家会展センター第2期が今年8月に完成するほか、北部流行音楽中心が19年4月、交通インフラでは南港転運站拡張や南港~基隆のライトレール(LRT)の建設が予定されている。
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