ニュース 政治 作成日:2018年1月8日_記事番号:T00074881
中国民用航空局が台湾側との事前協議なしで、台湾海峡の中間線のすぐ西側を通る航空路「M503」の北上コースの使用を開始したことについて、蔡英文総統は7日、頼清徳行政院長や関係閣僚と対応を話し合い、中国側に早急にテクニカルな協議に応じるよう呼び掛けることなどを決めた。8日付聯合報が伝えた。
蔡総統は協議の席上、▽飛行ルートの一方的な使用開始は域内の安全を破壊する行為で挑発だ▽域内の情勢推移を完全に把握し、国家安全戦略を強化する▽国防整備に取り組み、国家の民主と自由を守る▽国際宣伝を強化し、国際社会の理解と支持を得る▽北京当局は域内における責任を尽くし、台湾側との交渉を再開すべきだ──との5点を指摘した。
蔡総統は特に問題の航空路について、「2015年の中台による共通認識に従い、双方はテクニカルな協議を速やかに行い、航空安全に関わる問題を解決すべきだ」と呼び掛けた。
これに関連し、米国在台協会(AIT)のアーボム広報は「米国は中台のいずれであれ、一方的に両岸(中台)の現状を変える行動に反対する。北京と台北は尊厳と尊重に基づき、建設的な対話を行ってもらいたい」とコメントした。
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