ニュース 電子 作成日:2018年1月9日_記事番号:T00074887
ファウンドリー業界では例年、第1四半期は非需要期に当たるが、今年は業界各社の生産ラインの多くが満杯となり、生産能力逼迫(ひっぱく)が伝えられている。生産ライン確保を求める顧客が、ファウンドリーから発注額の10~15%の前払いを要求されるケースも出ているが、それでも必要な生産能力の60~70%しか確保できない状況だという。9日付自由時報が報じた。
業界関係者によると、eスポーツ(コンピュータゲーム競技)、グラフィック、スマートフォン、仮想通貨ビットコイン採掘(マイニング)向けチップ需要の高まりを受け、台湾積体電路製造(TSMC)の12インチウエハー工場では現在、10ナノ、16ナノメートル製造プロセスといった先進プロセスを含め、生産ラインが満杯となっているほか、8インチ工場でも稼働率が高い状況とされる。
聯華電子(UMC)の8インチ工場も、同業に比べコストパフォーマンスが高いことからフル稼働となっており、昨年以降、顧客の順番待ちができている。このほか世界先進積体電路(VIS)、旺宏電子(マクロニクス・インターナショナル、MXIC)、漢磊先進投資控股(エピシル・ホールディング)、台湾茂矽電子(モセル・バイテリック)など中堅ファウンドリーでも受注が大幅に増えている。
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