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作成日:2008年5月16日_記事番号:T00007495
富士通、台湾調達を4.8億米ドルに拡大
台湾富士通の劉容志執行長(CEO)は15日、今年の域内のサプライヤーに対する調達目標額として4億8,000万米ドルという数字を示した。昨年比14%の増加で、携帯電話向けパネルのほか、マザーボード、ベアボード、パソコン(PC)、POSシステム、サーバー、IC、プリント基板などでも調達を増やす。16日付経済日報が報じた。
富士通は台湾で調達を行う日系企業の中で、ソニー、NECに次いで3番目に調達額が大きく約100社と取引関係がある。
富士通のノート型パソコン(ノートPC)、PC向け部品は主に、広達電脳(クアンタ・コンピュータ)、緯創資通(ウィストロン)、英業達(インベンテック)に発注している。マザーボードは技嘉科技(ギガバイト・テクノロジー)に集中し、ICチップは台達電子工業(デルタ・エレクトロニクス)、建漢科技(サイバータン・テクノロジー)、環隆電気(USI)、智邦科技(アクトン・テクノロジー)から供給を受けている。
劉執行長は、「富士通は台湾において2.5インチハードディスク、流通業向けシステム、カスタムメイドのノートPCに重点を置いてきたが、今後は看護システム、電子カルテなどの健康産業にも注力する」という考えを示した。