ニュース 電子 作成日:2018年1月12日_記事番号:T00074970
奇美集団傘下の液晶パネル用偏光板大手、奇美材料科技(チーメイ・マテリアルズ・テクノロジー)は10日の董事会で、中国・陝西省西安市での子会社設立に10億人民元(約170億円)を投じることを決議した。同社3本目となる2.5メートル幅の偏光板生産ラインを設置する予定だ。12日付経済日報が報じた。
西安での生産ライン設置は、中国の液晶パネル最大手、京東方科技集団(BOEテクノロジーグループ)の第10.5世代工場が安徽省合肥市、湖北省武漢市、四川省成都市にあり、供給に有利なためだ。奇美材料は、2.5メートル幅の偏光板生産ライン3本が稼働すれば、年産能力は1億平方メートルに達し、中国市場シェア20%で、LG化学に対抗できると見込む。
奇美材料は昨年末、日本の日東電工の技術支援を受け、昆山工場(江蘇省)に世界初となる2.5メートル幅の偏光板生産ラインを設置すると発表している。早ければ2019年第2四半期に稼働する予定だ。
奇美材料の17年連結売上高は、前年比9.5%増の113億9,400万台湾元(約430億円)だった。昨年12月の連結売上高は前月比3%減、前年同月比2.7%増の10億5,000万元だった。58インチのテレビ向けが顧客に採用され、出荷につながったほか、単価が高い携帯電話や自動車市場を強化し、中小型パネル向け売上高構成比が3割まで上昇した。
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