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スタートアップ支援施設、アマゾンが新北市に設置へ


ニュース 電子 作成日:2018年1月12日_記事番号:T00074973

スタートアップ支援施設、アマゾンが新北市に設置へ

 アマゾン・ドット・コム傘下で企業向けにIT(情報技術)インフラサービスを提供するアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)は11日、新北市板橋区の台北遠東通訊園区(Tパーク)内に同市政府との「連合イノベーションセンター」を開設することで提携の覚書を交わした。AWSの容永康(アレックス・ヤン)コーポレート・バイスプレジデント(CVP)はクラウドコンピューティング関連の技術や人材の育成を進め、台湾の中小企業の世界進出を促したいなどと語った。3月に運営開始予定で、1年間に少なくとも15社以上のスタートアップを支援していく方針だ。12日付工商時報が報じた。

/date/2018/01/12/01amazon_2.jpg朱立倫新北市長(右2)は、AWSの投資は台湾の次の世代にとって非常に価値があると指摘。イノベーション産業で香港やシンガポール、日本などをリードしたいと述べた(新北市リリースより)

 容CVPは、イノベーションセンター開設後、まず台湾域内のアクセラレータープログラムと連携し、スタートアップがパブリッククラウドを通じて事業を世界に拡大することを可能にしたいと語った。

 また容CVPは「パブリッククラウドは技術プラットフォームにすぎず、重要なのは人材だ」と指摘。イノベーションセンターでは東海大学や台湾大学との協力を進めているほか、欧州や米国の大学と共同開発した教育プログラムを導入し、台湾でクラウド、ビッグデータ、人工知能(AI)関連人材を育成したいと述べた。