求人サイトのyes123求職網の調査によると、第１四半期に人材採用計画があると答えた企業が89.4％に達し、前年同期の77.4％を大きく上回った。特にＩＴ（情報技術）、従来型製造業、飲食・宿泊、レジャー・観光、卸売り小売り、金融・保険、会計・統計などの業種で採用意欲が高かった。12日付自由時報が伝えた。
景気認識については、50％の企業が「横ばい」と答え、「楽観している」との回答は28.8％だった。第１四半期に賃上げを計画している企業は60.6％で、平均賃上げ幅は４％以下だった。
一方、企業の求人の提示給与は月３万2,463台湾元（約12万2,000円）で、昨年第４四半期の調査（３万2,049元）を上回り、前年同期（３万3,054元）をやや下回った。
yes123求職網の広報担当者は「求人増は景気の明らかな回復に加え、昨年の改正労働基準法（労基法）施行による人件費増大で企業が採用を手控えたことの反動ではないか」と指摘した。
