ニュース その他分野 作成日:2018年1月12日_記事番号:T00074993
経済部が管轄する台湾全土の加工出口区(輸出加工区)の2017年輸出入総額は、前年比12.69%増の241億4,800万米ドルで、過去最高を更新した。月別では、昨年12月まで15カ月連続の成長を継続中だ。世界経済の回復基調を背景に、輸出が大きく伸びた。12日付工商時報が報じた。
昨年の輸出加工区の輸出成長率は15%、輸入成長率は9%だった。なお、昨年の輸出総額は前年比13.2%増の3,173億9,000万米ドルだった。
経済部加工出口区管理処の趙建民副処長は、景気回復に伴い、消費者向け電子製品の需要が高まり、部品メーカーの受注が拡大したことが主因と説明した。なかでも、日月光半導体製造(ASE)、NXPセミコンダクターズ、華泰電子(オリエント・セミコンダクター・エレクトロニクス)などの半導体メーカーや、国巨(ヤゲオ)、華新科技(ウォルシン・テクノロジー)などの受動部品メーカーが好調だったと述べた。
輸出加工区8カ所の輸出入総額は、ASE、NXPなどが入居している楠梓輸出加工区(高雄市)が構成比68.77%、高雄輸出加工区が17.79%、中港輸出加工区(台中市)が7.86%だった。
輸出加工区の進出企業598社のうち、8割以上は電子産業で、主な貿易相手は中国と東南アジアだ。趙副処長は、経済部は輸出加工区の高度化を推進するため、昨年8月に5つの輸出加工区で産業アライアンスを設立したと説明。規模を生かした団体戦で商機を狙うと述べた。
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