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サムスンとLGがパネル相互調達、台湾メーカーに影響


ニュース 電子 作成日:2008年5月16日_記事番号:T00007500

サムスンとLGがパネル相互調達、台湾メーカーに影響

 
 サムスン電子とLG電子が15日までに、デジタルテレビ用液晶パネルの相互調達に初めて乗り出すことで合意した。16日付韓国・朝鮮日報によると、2大手の提携は台湾パネルメーカーからの輸入を削減することが狙いで、台湾業界に影響が出る可能性が高い。

 サムスンはLGの子会社、LGディスプレイ(LGD)から37インチ液晶パネルモジュールを、LGはサムスンから52インチ液晶パネルモジュールをそれぞれ調達する。また、サムスンのLCD総括部門とLGDによるモジュールとセルの相互調達も推進し、常設的な調達ルートを確立する。

 両社の合意内容を明らかにした韓国・知識経済部の車東炯(チャ・ドンヒョン)半導体ディスプレイ課長は、「両社の相互調達合意で台湾製液晶パネルの輸入が減り、貿易収支が改善する」とコメントした。朝鮮日報によると、韓国パネル業界は従来からサムスンとLGによる相互調達を希望していたが、お互いをライバル視する両社のプライドが障害となり、友達光電(AUO)など台湾メーカーが利益を得る構図となっていたという。