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UMC、中国でマイクロン提訴


ニュース 電子 作成日:2018年1月15日_記事番号:T00075002

UMC、中国でマイクロン提訴

 ファウンドリー大手の聯華電子(UMC)は12日、米マイクロン・テクノロジーのDRAMやソリッドステートドライブ(SSD)などメモリー製品に特許権を侵害されたとして、同社の中国子会社を相手取り、対象製品の製造、加工、輸入、販売の停止および2億7,000万人民元(約46億7,000万円)の賠償金を求める内容の訴状を中国福建省の福州市中級人民法院に提出した。マイクロンは先月、同社のDRAM技術に関わる営業秘密をUMCと福建省の晋華集成電路(JHICC)が侵害したとして、両社をカリフォルニア州裁判所に提訴している。13日付工商時報が報じた。

 UMCは、マイクロンは過去1年にわたり、同社と離職した元従業員との間の係争を企業間の侵害行為と拡大解釈した上で米国において訴訟を提起したと指摘。これに関連して調査を進める中で、マイクロンが中国で販売する製品がUMCの特許権を侵害していることが発覚したため、同国で訴訟を起こしたと説明した。

 UMCが同社の特許を侵害していると指摘するマイクロンの製品は、ノートパソコン用メモリー「クルーシャル DDR4 2400 8G」、2.5インチSSD「クルーシャル MX300」などで、計3件の訴訟を提起した。