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12インチ工場の中国進出、全面解禁見送りへ


ニュース 電子 作成日:2008年5月16日_記事番号:T00007501

12インチ工場の中国進出、全面解禁見送りへ

 
 馬英九新政権は、12インチウエハー工場の中国進出について、台湾内の産業政策に配慮して、全面解禁を見送る意向を固めつつあるもようだ。尹啓銘次期経済部長は16日、対中投資規制の緩和など重要課題について、経済部投資審議委員会から報告を受ける。16日付経済日報が伝えた。

 馬英九次期総統は、就任後に12インチウエハー工場の中国進出を解禁する方針を示していたが、経済部は全面解禁ではなく、条件付き解禁にとどめる方向を探っている。米インテルが中国に建設を予定している12インチウエハー工場の量産は4~5年後になると見込まれるため、将来的に半導体産業の対中投資緩和を検討する際に12インチ解禁を決めても遅くはないとの判断が背景にある。

 一方、聯華電子(UMC)による和艦科技への違法投資について、経済部は聯華電子が和艦科技の株式を取得すると同時に台湾での投資を拡大することを条件に合法化を図る方針とされる。

 また、中国資本による対台湾投資については、経済部はポジティブ、ネガティブリストの両面で解禁範囲を検討しているが、ハイテク産業の投資は認めない構えだ。