銀行各社が15日発表した統計によると、2017年のクレジットカードによる決済総額は前年比8.3％の２兆6,233億台湾元（約９兆8,500億円）で、過去最高を記録した。16日付工商時報が報じた。
クレジットカード発行機関別の17年決済額は、国泰世華銀行（キャセイ・ユナイテッド・バンク）が前年比12.4％増の4,416億元で首位だった。全ての月で300億元を上回り、うち５カ月で400億元を超えた。
２位の中国信託商業銀行（ＣＴＢＣバンク、中信銀）は前年比16.2％増の3,898億元で、伸び率は上位６行のうちで最高だった。対話アプリ「ＬＩＮＥ（ライン）」の送金・決済サービス「LINE Pay（ラインペイ）」との提携クレジットカードでの、ポイントがたまるキャンペーンが好調だった。
３位以下は、▽玉山商業銀行（Ｅサン・コマーシャル・バンク）、3,161億元（前年比5.6％増）▽台新国際商業銀行（台新銀行）、2,424億元（15.3％増）▽シティバンク（花旗銀行）、2,402億元（0.2％増）▽台北富邦銀行、2,156億元（7.1％増）──で、台新銀はシティバンクを抜いて４位に浮上した。
