ニュース その他製造 作成日:2018年1月16日_記事番号:T00075041
経済部統計処が15日発表した化粧品の2017年輸出額は、前年比13%増の7億3,000万米ドルで、過去最高を更新した。統計処は、従来は受託生産が中心だったが、台湾ブランドが増えていると指摘した。16日付工商時報が報じた。
化粧品輸出額のうち最大はスキンケア用品で、前年比22.2%増の4億2,000万米ドルと、全体の57.2%を占めた。2位はメイクアップ用品で2億5,000万米ドルで5.5%増、33.5%を占めた。
スキンケア用品の大幅増は、台湾のフェースマスクが海外で人気で、メーカーが輸出先の法令順守や国際認証取得などの対応を進めたためだ。統計処の王淑娟副処長は、台湾のフェースマスクは独自素材を使用し、コストパフォーマンスが高く、口コミで広まっていると指摘した。一方メイクアップ用品は、台湾ブランドは規模が小さく、マーケティングや予算面でも海外の大手ブランドとなかなか競争にならないと語った。
化粧品の主な輸出先は、▽中国と香港、4億2,000万米ドル(構成比56.7%)▽米国、8,000万米ドル(構成比10.9%)▽東南アジア諸国連合(ASEAN)、7,000万米ドル(構成比8.9%)──の順だった。
一方、化粧品輸入額は前年比0.6%減の14億米ドルだった。台湾の化粧品市場は依然、海外ブランドが主役だが、貿易赤字は6億7,000万米ドルと過去4年で最低だった。輸入元の上位は▽日本、4億1,000万米ドル(前年比5.1%増)▽フランス、2億7,000万米ドル(2.4%増)▽米国、1億7,000万米ドル(25.2%減)──で、韓国が1億3,000万米ドル(1.5%減)で続いた。
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