ニュース 社会 作成日:2018年1月16日_記事番号:T00075045
日本から1,744万円の現金を持ち込み、桃園国際空港で申告せずに入境しようとした60歳の台湾人女性が15日、外為管理条例違反でこのうちの1,631万円を没収された。女性は故意に申告せずに税関を突破しようとしたとみられ、怪しいと感じた税関職員に呼び止められ、検査で持ち込みが発覚した。16日付中国時報が報じた。
没収された多額の日本円現金。女性には申告を避けたい理由があったのだろうか(15日=中央社)
財政部関務署によると、女性は15日午後1時ごろ、東京発の便で桃園空港に到着。第2ターミナルの税関で申告の必要のない緑色のレーンを通り過ぎようとしたが、表情が不自然だったため税関職員に呼び止められた。
税関職員が女性を事務所で調べたところ、スーツケースの中から大量の日本円が見つかった。女性はまた、職員が日本円を数えている間に携行荷物を「検査済み」の場所に置こうとしたのが見つかり、この荷物からも1,000万円近い日本円が発見された。女性は日本円の使用目的を「老後に向けた住宅購入のため」と説明したが、最近の円安元高で日本円需要が高まっていることから、関務署では別の目的があった可能性があるとみている。
台湾の外為管理条例では、入出境の際に1万米ドル以上の外貨を持ち込むか持ち出す場合は、税関への申告が義務付けられている。
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