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冷凍海産物の期限改ざん、100キロ以上が市民の口に


ニュース 農林水産 作成日:2018年1月17日_記事番号:T00075059

冷凍海産物の期限改ざん、100キロ以上が市民の口に

 台南市でこのほど、消費期限の切れたエビなどの冷凍海産物の期限を改ざんして販売していた業者が検挙された。問題の海産物は既に100キログラム以上が仕出し業者など販売され、市民の口に入ったと警察はみている。17日付聯合報が報じた。

/date/2018/01/17/14haisan_2.jpg押収された期限切れ海産物。犯行は意図的だったとみられるが、業者は「管理に落ち度があった」と供述しているという(16日=中央社)

 警察は昨年8月、台南市佳里区の夫婦が経営する「浚美商行」、「浚仁実業」が期限切れ海産物を販売しているとの通報を受け、捜査を進めた上で今月11日に、台南市衛生局、衛生福利部食品薬物管理署(TFDA、食薬署)の職員と共に両社に対すす捜索を行った。

 捜索の結果、事務所の裏に増設したトタン小屋から、期限の切れた冷凍エビを解凍して包装し直し、有効な消費期限を記したラベルを貼り付けた商品が54箱見つかった。さらに別の倉庫からは冷凍したカニ、ヒラメ、チーズ、ギョウザなど計1,614キロが発見されたが、いずれも消費期限を過ぎていた。中には期限を過ぎてから2年近く経過しているものもあったという。

 食品安全衛生管理法では、消費期限の改ざん行為は6万台湾元(約22万5,000円)から最大で2億元の罰金に問われる。