銀行を通じた生命保険商品の販売額は2017年、前年比0.3%増の6,558億台湾元（約２兆4,700億円）となった。生命保険会社のセールス員を通じた販売は1.8%減の5,189億元、保険代理店を通じた販売は3.2%減の803億元といずれもマイナス成長となり、銀行での販売が３大チャネルのうち唯一成長を記録した。このほか電話セールスによる販売は57億6,000万元と８%の成長を見せたが、全体に占める比率は0.5%に満たなかった。18日付工商時報が報じた。
銀行を通じて得た生命保険料は、台湾人寿保険の1,081億元が最高で、南山人寿保険（961億元）、富邦人寿保険（959億元）と続いた。セールス員を通じて得た保険料は上位から▽国泰人寿（キャセイ・ライフ・インシュアランス）、1,803億元▽南山人寿、1,001億元▽富邦人寿、667億元──となった。
また正規に登録された生保セールス員の数は昨年の１年間で１万711人増加し、約37万3,000人となった。生保会社別では国泰人寿の4,863人増が最多で、合計人数は５万4,941人と業界首位を維持している。第２位は富邦人寿の4,561人増で、合計人数は４万5,581人となった。
