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台湾製ステンレス製品、マレーシアがAD関税【表】


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2018年1月18日_記事番号:T00075091

台湾製ステンレス製品、マレーシアがAD関税【表】

 マレーシア政府はこのほど、台湾を含む4カ国・地域から輸入するステンレス鋼板とコイルに対しアンチダンピング(AD、不当廉売)関税を課徴する最終決定を下した。18日付工商時報が報じた。

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 台湾メーカーに対するAD関税は▽唐栄鉄工廠、7.78%▽華新麗華(ウォルシン・リーワ)、2.79%▽燁聯鋼鉄(YUSCOステンレス・スチール)、0%▽嘉発実業工廠、0%──で、その他メーカーは14.22%。

 唐栄鉄工廠の陳明漢董事長は、金属加工などの一部の川下顧客がマレーシアに輸出をしており、今後の販売に一定の影響は出ると説明した上で、川下顧客の輸出先の変更を支援し、不必要な影響を回避したいとの考えを示した。

 YUSCOは、台湾からマレーシアへのステンレス輸出量は少なく、同社のAD関税0%は納得できると指摘。その上で、今後マレーシア市場への輸出を拡大するかどうかは状況を見て判断すると述べた。

 他国メーカーに対するAD関税は、▽中国・太原鋼鉄(TISCO)、3.66%▽中国その他メーカー、23.95%▽韓国・ポスコ、5.61%▽タイ・ポスコタイ工場、22.86%──だった。