ニュース 石油・化学 作成日:2018年1月19日_記事番号:T00075109
台湾中油(中油、CPC)のベトナム合弁、越南宏越(MAXIHUB)は18日、南部ドンナイ省オンケオ工業団地で、潤滑油プラントの建設に着工した。投資額は17億9,000万台湾元(約67億円)。来年第4四半期に稼働予定だ。19日付工商時報が報じた。
戴CPC董事長(右3)は、新南向政策の成功例だとアピールした(18日=中央社)
同プラントの潤滑油年産能力は3万2,000キロリットルで、貯蔵タンク15基(総容量2万5,000キロリットル)と埠頭(ふとう)を備える。
越南宏越の持ち株比率は、CPCが40%、合興石化工業と和勝倉儲がそれぞれ30%。CPCの潤滑油生産技術、両社のベトナム市場開発と貯蔵管理の実績を合わせ、ベトナムをはじめ東南アジア諸国連合(ASEAN)市場を開拓する考えだ。
CPCの戴謙董事長は、近年ベトナムの経済成長率は約6%を維持していると指摘。工業用潤滑油の需要が高まっている他、バイクも多く、消費者向けの需要も見込めると話した。
CPCにとって越南宏越は、1994年設立の台海石油(DHP)に続く2件目のベトナム投資案件だ。東南アジアなど18カ国との関係を強化する新南向政策の下、CPCは対象国で原料調達や石化製品の貿易、鉱区の探索を行っている。
中華民国対外貿易発展協会(外貿協会、TAITRA)の黄志芳董事長は、宏越が将来、カンボジア、ミャンマー、ラオスなどへ進出する拠点になると述べた。
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