ニュース 石油・化学 作成日:2018年1月19日_記事番号:T00075110
化学製品メーカー、南帝化学工業(ナンテックス・インダストリー、高雄市林園区)の工場で17日午後11時30分ごろ、合成ラテックス製造工程における蓄熱燃焼式脱臭装置に取り付けられたエアダクトの破損に伴い、内部の気体が大量に漏れ出すトラブルが発生していたことが明らかとなった。しかし同社は業務記録への記載や高雄市環境保護局(環保局)への速やかな報告を怠ったため、空気汚染防制法(大気汚染防止法)の規定に基づいて100万台湾元(約380万円)の罰金、および稼働停止を命じられた。19日付工商時報が報じた。
環保局によると、18日にナンテックスの工場を視察した際、同社から異常はないとの説明を受けたが、業務記録を調べたところ、今回のトラブルに関する記録が記載されていないことが判明。装置の故障発生後、1時間以内に環保局へ報告することも怠っていた。
稼働停止命令を受けてナンテックスの黄勝仲経理は、既に関連設備を停止して修理を進めているが、合成ラテックスは現在、生産過剰状態にあり、業務に影響は出ないとコメントした。
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