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ミャンマー進出企業、今年も工場拡張へ【表】


ニュース その他製造 作成日:2018年1月19日_記事番号:T00075111

ミャンマー進出企業、今年も工場拡張へ【表】

 ミャンマー政府はこのほど、最低賃金を1日3,600チャット(約300円)から4,800チャットに33.3%引き上げると発表した。早ければ3月から適用する。引き上げ後もベトナムやタイなどの最低賃金より低いため、ミャンマーに進出する▽製靴大手の宝成国際集団(PCG)▽飲料容器最大手の宏全国際集団(THC)▽レインコートや衣料の達新工業──などは、今年も同国で工場拡張を進める計画だ。19日付工商時報が報じた。

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 PCGはヤンゴンで2015年第3四半期に稼働したアディダス向けスポーツシューズ工場について、第2期拡張計画を進めている。昨年のスポーツシューズ月産量は40万足に達しており、工場拡張で80万足への倍増を目指している。

 宏全はミャンマーに工場2基を持ち、現在は同国の飲料大手、ロイヘインの容器入り飲料水工場の建設を進めている。宏全は、ロイヘインと10年間の受託生産契約を交わしており、第1四半期に稼働する予定と説明した。年産額は1億~2億台湾元(約3億8,000万~7億6,000万円)を見込む。

 達新工業はミャンマーに43本の生産ラインを持ち、レインコートなどの衣料を生産している。最近は米ゴアテックスのレインウエアも生産しており、2月に出荷する予定だ。