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セクシー女性が男性惑わす、大学研究で証明


ニュース 社会 作成日:2018年1月19日_記事番号:T00075123

セクシー女性が男性惑わす、大学研究で証明

 セクシーな衣装を着た女性を目にした男性は、誠実さや自制心が顕著に低下することが国立中山大学の研究によって明らかとなった。男性がそうした女性を目にしたときに、冷静な判断力を失うケースが多いことがデータによって裏付けられたといえる。

/date/2018/01/19/19kakomi_2.jpg研究チームは、日常生活でも至る所で、こうした広告手法がみられると指摘した(中央社)

 中山大学教育所の邱文彬教授、同大教員育成センターの鄭雯助理教授などが共同で行った今回の研究では、20歳前後の男性約100人を集めて2つのグループに分け、一方に水着姿や下着姿の女性の写真20枚を見せ、もう一方に普通の服を着た女性の写真を見せた。その際、被験者には「写真のセクシー度を判定するため」と告げ、本来の研究目的は隠していた。

 研究チームは事前に謝礼として120台湾元(約450円)を支給すると告知していたが、写真を見せる実験が終わった後、被験者に間違えたふりをして故意に170元を手渡した。すると通常の服を来た女性の写真を見たグループの被験者のうち78.4%が余分にもらった謝礼を返したのに対し、セクシーな女性の写真を見たグループの返還率は54.1%にとどまり、誠実さに明確な差が生じた。

 また被験者に写真を見せた後、数字を使ったテストを実施したところ、「セクシー写真グループ」の60%が自分の成績を過大評価、「普通写真グループ」の33.3%を大きく上回った。

 ちなみに女性被験者を対象とした同様の実験も行われたが、誠実さに大きな差は生じなかったという。

 鄭助理教授は結果について、男性は生殖本能が刺激されると、不正な手段を用いてでも経済力や地位、自分の能力を高く見せて女性を引きつけようとする傾向があると分析している。

 また邱教授は、自動車や3C(コンピューター、通信、家電)製品の展示会などでは、販売イベントにセクシーな姿の女性コンパニオンが登場することが多いが、これにより男性消費者の購買意欲が刺激される可能性が高いと指摘。大きな買い物をする際は、「衝動買い」を防ぐため、イベントが終わった後、いったん心を落ち着けてから決定するよう提言している。