ニュース 運輸 作成日:2018年1月22日_記事番号:T00075139
中国の配車アプリ「滴滴出行」は19日、香港資本の楽迪科技を独占代理業者として、台湾市場でそれぞれタクシーとカーシェアリングのプラットフォームとなる「滴滴計程車」「滴滴順風車」を展開すると発表した。20日付経済日報が伝えた。
滴滴出行は、まずは台北市と新北市のみでサービスを行い、今後サービスエリアを拡大する計画だ(19日=中央社)
うち「滴滴計程車」は19日からサービスを開始。「滴滴順風車」は2月1日のサービス開始を見込む。
滴滴出行は台湾のタクシー業界連合の一つ「全国車隊」と提携し、既に運転手2,000人を確保した。運賃決済は当面現金のみだが、今後はオンラインゲーム最大手、智冠科技(ソフトワールド・インターナショナル)傘下の第三者支払いサービス業者、智付通と提携し、決済方式を多様化する。楽迪科技との代理契約は5年間。
代理業者の楽迪科技は香港資本だ。これは両岸人民関係条例の定めで、中国資本が台湾で運輸業に参入することが禁じられていることを回避する措置とみられる。楽迪科技は中国本土の資本は入っていないと強調している。今後は香港、欧米の機関投資家を対象とした増資を予定している。
交通部は滴滴出行の台湾のサービス形態について、関係法令に触れる部分がないかどうか確認を進めている。
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