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85度Cが労基法違反か、労工委が調査へ


ニュース 商業・サービス 作成日:2008年5月19日_記事番号:T00007514

85度Cが労基法違反か、労工委が調査へ

 
 コーヒーチェーンの85度Cの少なくとも25店以上で、最低賃金を守らないなどの労働基準法の違反がみられると、青少年の労働環境改善を目指す非営利団体、青年労働九五聯盟が16日指摘した。事態を重くみた行政院労工委員会は、85度Cに対し調査を行う方針だ。17日付経済日報が報じた。

 青年労働九五聯盟には、85度Cの従業員から、最低賃金のほか、正社員の残業代未払いや健康保険の未加入などの問題についての訴えがあった。そこで同聯盟が求職者を装って、電話で50店に問い合わせを行ったところ、半数の25店で労働基準法に違反していることが分かったという。労工委員会は昨年7月、最低賃金を1時間当たり95台湾元(約324円)まで引き上げており、当時から現在まで支払われなかった給与額は合計1,155万元に上る計算だという。

 85度Cは台湾にチェーン店を330店近く展開しており、市場シェアは30%を超える。