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iPhoneX年内生産終了、KGIが予測【表】


ニュース 電子 作成日:2018年1月22日_記事番号:T00075140

iPhoneX年内生産終了、KGIが予測【表】

 アップルの動向観測に定評のある凱基証券(KGI)の郭明錤アナリストは19日、販売不振が伝えられる米アップルのスマートフォン「iPhoneX(テン)」は、年内で生産が終了するとの予測を示した。実際に生産が終了した場合、アップルの主力スマホ製品としては最も短命の機種となる。20日付経済日報が報じた。

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 iPhoneXは高い販売価格、インフィニティディスプレイ(狭額縁設計)対応アプリが少ないこと、中国市場でスマホ買い替え周期が延びていることなどの要因によって苦戦している。郭アナリストは、今年第1四半期のiPhoneX出荷台数は1,800万台、第2四半期は1,300万台と予測。累計出荷台数は6,200万台と従来予測の8,000万台を下回るとした上で、多くのサプライヤーは影響を折り込み済みだと指摘した。

 ただ、郭アナリストは、今年上半期のiPhone全体の出荷量は、旧機種の価格低下に伴う需要拡大でプラス成長となり、サプライヤーが恩恵を受けると予測した。また、下半期にはiPhoneの新機種発売が控えており、全体の出荷量は前年比5~10%増加するとの見通しを示した。6.5インチ有機EL(OLED)パネル搭載モデルや、6.1インチ液晶ディスプレイ(LCD)搭載の低価格モデル(650~750米ドル)の投入で、中国市場でのシェア拡大が見込まれる。