ニュース 石油・化学 作成日:2018年1月22日_記事番号:T00075150
韓国産業通商資源省の貿易委員会(KTC)はこのほど、韓国に輸入されている台湾製のポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムが韓国業界に被害を与えているとして、反ダンピング(AD、不当廉売)関税8.68%を課す方針を最終決定した。台湾の経済部国際貿易局(国貿局)が20日明らかにした。21日付経済日報が報じた。
台湾のほか、タイには3.67~3.71%、アラブ首長国連邦(UAR)には7.98~60.95%のAD関税が決定された。
国貿局は、台湾は韓国にとって日本、中国、タイに次ぐ4番目のPETフィルム輸入元で、日本、中国にAD関税が課されないことから競争が不利になると懸念を示した。
2017年の台湾から韓国へのPETフィルム輸入額は2,171万米ドル、シェアは4.62%だった。
このほか、インド財務省はこのほど、台湾、中国、香港、韓国から輸入される断熱、防じんフィルムに対しAD調査を行うと発表した。
国貿局の統計によると、昨年末時点で台湾に対するAD措置の発動件数は114件に達し、うち調査中の案件は14件。国別では▽米国、24件▽インド、21件▽トルコ、12件──の順に多く、製品は▽ベースメタルおよび製品、54件▽化学品、19件▽プラスチック・ゴム、16件──の順に多い。
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