ニュース 石油・化学 作成日:2018年1月23日_記事番号:T00075169
台湾中油(CPC)の第4ナフサ分解プラント(高雄市林園区、四軽)で実施されていた大規模な保守点検作業が終了し、今月17日に再稼働が予定されていたが、設備の故障で26日に延期となった。23日付経済日報が報じた。
これにより、アルケン類の市況に影響が出ているようだ。石油価格報告機関(PRA)のプラッツによると、ブタジエンのスポット価格は先週6%上昇し、1トン当たり1,330米ドルと過去4カ月で最高値を付けた。
一方、CPCはブタジエン価格の上昇について、最近の国際原油価格上昇に連動したものとの見方を示した。
業界関係者は、ブタジエン相場が1,300米ドル水準で推移すれば、CPCや台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)がアルケン類の値上げを実施する可能性があると指摘。これに伴い川下の合成ゴム大手、台橡(TSRC)と中国合成橡膠(CSRC、中橡)でも値上げが予想されている。
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