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値上げスケジュール、ガソリン6月電気7月


ニュース 公益 作成日:2008年5月19日_記事番号:T00007517

値上げスケジュール、ガソリン6月電気7月

 
 馬英九新政権は5月22日に第1回の行政院会議(閣議)を召集し、物価政策を発表する。19日付経済日報によると、ガソリン価格の値上げは6月、電気料金の値上げは7月の実施となるもようだ。これに対し邱正雄次期行政院副院長は18日、「人民が受け入れられる範囲の値上げとなる」と見通しを語った。

 劉兆玄次期行政院長は、物価政策が閣議を通過した後、ガソリン、電気料金値上げの理由を説明するとともに、補完措置についても発表を行い、物価上昇への不安感の軽減を図るとみられる。

 邱次期副院長によると、ガソリン価格は一度の値上げで変動相場制に戻し、その後は毎月市場価格を反映させた調整を行うことになる。

 今年の台湾の消費者物価の通年伸び率について、民進党政権は2%を目標とし、米調査会社グローバルインサイトの予測は2.4%としているが、今年1~4月の年伸び率は3.65%となっている。

 また、第1回の行政院会議では予算の削減も決議するとみられ、削減額も予定していた1,000億台湾元から1,200億元(約4,100億円)に上方修正する。新たな減額分については、軍人、公務員、教師の昇給を景気回復後まで見送ることで対応する。