ニュース 電子 作成日:2018年1月24日_記事番号:T00075187
中国の液晶パネルメーカー、恵科(HKC)が今年、河南省鄭州市の鄭州航空港経済総合実験区に400億人民元(約6,900億円)を投じて世界最大の第11世代工場を建設する計画が明らかとなった。同工場では65~150インチの4Kおよび8Kパネルや曲面パネルが生産される見通しで、これら製品に注力する群創光電(イノラックス)や友達光電(AUO)など台湾メーカーにとって脅威となりそうだ。24日付経済日報が報じた。
HKCはホワイトボックス(中国語は白牌。ノーブランド、無名ブランド)の液晶テレビや液晶モニターの受託メーカーとして創業し、かつてはイノラックスやAUOからパネルを調達していた。
しかし近年、政府の支援を受けて川上のパネル生産へと進出。積極的に生産能力の拡充を図っており、2017年には重慶市の8.6世代工場が稼働、さらに安徽省滁州市にも同世代工場を建設中で今年末~来年明けに量産開始が見込まれる。さらに今回、11世代工場の建設が明らかとなったことで同社は今後、中国で業界3~4位の生産能力を有するメーカーに成長する可能性がある。
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