ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2018年1月24日_記事番号:T00075188
特殊鋼大手の栄剛材料科技(グロリア・マテリアル・テクノロジー、GMTC)は23日、臨時株主総会を開き、陳興時董事長ら現経営陣4人の董事解任を決議。新董事長に大株主の台湾鋼鉄集団(台鋼集団、台湾スチールグループ)が推す王炯棻副董事長を選出した。これにより、台鋼集団が栄剛の経営権を掌握することになった。24日付工商時報などが伝えた。
GMTCの臨時株主総会に出席した株主の68%が陳興時董事長の解任に賛成した(23日=中央社)
台鋼集団は昨年6月にGMTCの株式23%を取得し、経営権奪取を目指す構えを見せてきた。台鋼集団はこれまで慶欣欣鋼鉄、易昇鋼鉄を設立したほか、春雨工廠、久陽精密(OFCOインダストリアル)などへの出資で経営を立て直すなどしながら、グループの規模を拡大している。
王新董事長は「旧経営陣と疎通を図り、シームレスな引き継ぎを行いたい。顧客、サプライヤー、銀行団と速やかに接触し、十分な信頼と支持を得たい」とコメントした。
台鋼集団の謝裕民会長は「専門的経営者にGMTCの経営を委ね、台鋼は純粋な投資者としての役割にとどまる」と述べた上で、中国鋼鉄(CSC)の陳玉松元副総経理ら16人の専門経営陣を結成する考えを示した。
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