ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

台湾セメント、中国の廃棄物処理事業に参入


ニュース 商業・サービス 作成日:2018年1月24日_記事番号:T00075192

台湾セメント、中国の廃棄物処理事業に参入

 セメント台湾最大手の台湾水泥(台湾セメント、TCC)の香港子会社で中国事業を展開する台泥国際集団(TCCインターナショナル)は23日、中国において廃棄物処理事業に共同で取り組むことで同国の造園・緑化事業会社、北京東方園林環境と戦略提携を結んだ。両社は今後、台泥国際傘下のセメント炉を利用して廃棄物の処理を手掛ける方針で、年間処理量は1,000万トン、売上高は150億台湾元(約560億円)を超えると見込まれている。24日付工商時報が報じた。

/date/2018/01/24/08tcc_2.jpg提携式典では、張安平台湾セメント董事長と劉偉杰東方園林環境総裁が固く握手を交わした(台湾セメントリリースより)

 台湾セメントによると、台泥グループは台湾で1日に出る生活ごみの5分の1以上を処理するほか、新竹科学工業園区(竹科)における危険廃棄物の処理に協力するなど、廃棄物処理事業に豊富な経験を有するという。また2015年からは中国・貴州省安順市の傘下工場で現地政府より生活ごみの処理を請け負っており、中国においてセメント炉を利用した廃棄物処理事業は発展の余地が極めて大きいとの見方を示した。