ニュース 商業・サービス 作成日:2018年1月25日_記事番号:T00075212
台北市信義区の高級ホテル、台北君悦酒店(グランドハイアット台北)が、公式ホームページの住所表記を「台湾」から「台湾地区」に変更したものの、「自ら矮小(わいしょう)化するのは不適切」との市民からの批判を受けて24日に再び元に戻していたことが分かった。米マリオット・インターナショナルがこのほど、台湾や香港などを「国家」扱いしていたとして中国当局から処分を受けたことから、ハイアットはそうした摩擦への予防措置として「台湾地区」への変更を行っていたものとみられる。25日付蘋果日報などが報じた。
ハイアットは「台湾地区」の表記について、「公式ホームページは米国本部が一律で管理しており、書き改められていたことは知らなかった。気づいて急いで修正を求めた結果、元に戻った。原因は依然調査中だ」と説明した。
台湾では「台湾」は中国と対等のニュアンスを持つ一方、「台湾地区」は「一つの中国の中の台湾地域」という意味と認識されている。近年は台湾意識の高まりとともに、かつて「台湾地区」を名乗っていた産業組合などが「地区」を外すケースが増えている。
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