ニュース 金融 作成日:2018年1月25日_記事番号:T00075214
アラブ首長国連邦(UAE)のファースト・アブダビ・バンクとカタールの官民合弁によるカタール国立銀行(QNB)はこのほど、台湾で米ドル建ての30年物ゼロクーポン債をこのほど発行した。25日付経済日報が伝えた。
発行規模はファースト・アブダビ・バンクが6億1,000万米ドル、QNBが7億2,000万米ドル。背景には台湾生保業界を中心に米ドル債に対する需要が高いことがある。米アップルも昨年、台湾で米ドル債を2回発行し、10億米ドルを調達している。
これに先立ち、金融監督管理委員会(金管会)は生保業界による外国債券投資を海外投資上限(45%)には算入しないとする規制緩和を行っており、生保の資金が比較的金利が高い米ドル債に集中している状況だ。生保会社が、販売する米ドル建て保険商品に見合った、米ドル建ての投資先を求めていることも背景にある。さらに、台湾元の上昇で生保会社による為替ヘッジ需要が増大していることも一因だ。
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