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通信設備の生産額、今年24%増を予想


ニュース 電子 作成日:2008年5月19日_記事番号:T00007522

通信設備の生産額、今年24%増を予想

 
 経済部技術処産業技術知識サービス計画(ITIS)によると、今年第1四半期の通信設備産業の生産額は1,750億台湾元(約6,000億円)で、前年同期比で9.7%増加した。今年通年では昨年比23.9%増の9,705億元を予想している。17日付経済日報が報じた。

 ITISによると、無線通信設備製品の主力は依然携帯電話で、今年は華宝通訊(コンパル・コミュニケーションズ)、華冠通訊(アリマ・コミュニケーションズ)といったODM(相手先ブランドで設計から製造までを担当)メーカーが積極的に新顧客を開発しており、単一顧客への依存リスク低減が期待される。また、ノキアがCDMA(符号分割多重接続)携帯で北米市場を開拓しており、台湾メーカーにとって新たな商機が期待できるという。

 昨年、台湾の通信設備業界はモトローラの業績低下というマイナス要因に見舞われたものの、WiMAX(ブロード無線通信技術)や全地球測位システム(GPS)の商機も徐々に盛り上がってきている。

 現在、台湾の通信設備メーカーは海外生産比率が69%に達し、この中でも中国の割合が56%と最も高くなっている。