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TTL、上半期ベトナム子会社設立へ


ニュース 食品 作成日:2018年1月26日_記事番号:T00075235

TTL、上半期ベトナム子会社設立へ

 酒・たばこ類の生産販売を手掛ける公営企業、台湾煙酒(TTL)はこのほど、東南アジア諸国連合(ASEAN)市場でのビール販売について、同地域内における関税の相互減免制度を活用して輸出コストを抑えるため、早ければ今年上半期中にベトナム子会社を設立し、現地メーカーに「金牌台湾ビール」の生産を委託する計画を明らかにした。26日付工商時報が報じた。

 TTLは昨年第4四半期、東南アジアにおいてシンガポール、フィリピンに続き台湾ビールのベトナム向け出荷を開始。金牌台湾ビール、フルーツビール「果微醺啤酒」のライチ味とパイナップル味を3種を販売しており、今月20~21日にはホーチミン市タンフー区のイオンモールで発売イベントを開催した。

 しかし台湾からベトナムへのビール輸出には35%(その他アルコール類は50%)もの関税が課せられることから、現地での生産を決定した。現在、同社が求める品質を満たす生産業者を模索中だという。また将来的には市場の成長に応じて現地工場の設置も視野に入れる。

 なおベトナムにはハイネケンやサッポロビールが工場を設置しており、ビール販売量は中国、日本に次いでアジア3位となっている。