ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

宝成傘下の威成、達裕国際との合併を取りやめ


ニュース 電子 作成日:2008年5月19日_記事番号:T00007524

宝成傘下の威成、達裕国際との合併を取りやめ

 
 製靴大手、宝成工業が100%株式を保有するパネル後工程モジュール(LCM)メーカー、威成公司が、宝成と広達電脳(クアンタ・コンピュータ)の合弁液晶モニター組み立てメーカー、達裕国際科技との合併案を取りやめた。

 17日付経済日報によると、威成は中国のパネルメーカー、龍騰光電の合併を進めるとされる。同時に宝成集団は龍騰の第5世代生産ラインに追加投資を行い、ガラス基板投入枚数で3万~4万枚から12万枚まで拡充するとみられる。

 業界関係者によると、LCM生産はパネルメーカーに属する業務であり、液晶モニター組み立てを行う達裕国際にとっては不慣れな分野であることが合併取り止めの原因とされる。今後威成と龍騰が合併することにより、宝成はパネルの龍騰、川下である組み立ての達裕国際とフラットディスプレイ事業における布陣の簡素化を進める見通しだ。

 広達は傘下の広輝を友達に売却しており、今後もディスプレイ産業からの撤退を進めるとみられる。このため達裕国際は宝成が主導することになり、龍騰の重要な協力企業となる。