エコカーメーカーの凱勝緑能科技（ＫＧＥＴ）は、電動バイクの充電が６～15分で可能な急速充電システムを開発したと発表した。陳怡仁董事長は、既に電動バイクメーカーの▽法拉蒂緑能（ファラデー）▽冠美科技▽易維特科技（ＥＶＴテクノロジー）──がテストを行っており、早ければ数カ月後に台湾全土のコンビニエンスストア、ガソリンスタンド（ＧＳ）に同システム対応の充電スタンドを設置すると明らかにした。29日付工商時報が報じた。
ＫＧＥＴは電動バイクの急速充電システム開発に向け、昨年10月に▽長利科技（Ｃライフテクノロジーズ）、急速充電電池▽起而行緑能、充電器と通信インターフェイス▽能海電能科技（Energy Moana）、充電スタンド▽強徳電能（ライフテック・エナジー）、電池モジュール▽富誉系統工程（フューチャーズ・システム・エンジニア）、ＩＣカード決済システム──など関連業者10社と産業連盟を設立した。
陳董事長は、同システム対応の充電スタンドでは、交通系ＩＣカード「悠遊カード（イージーカード）」をかざせばすぐに電動バイクを充電できると説明。また、より高級な電池を使用すれば４分で充電が可能になると強調した。
台湾政府は2035年からガソリンバイクの販売を禁止する方針を掲げている。
