ニュース 石油・化学 作成日:2018年1月29日_記事番号:T00075262
29日午前6時42分ごろ、桃園市亀山区の台湾中油(CPC)桃園製油所で爆発があり、火災が発生した。7時半ごろまでに火の勢いは弱まった。けが人はなかった。自由時報(電子版)などが伝えた。
桃園製油所の周辺の桃園区、蘆竹区、亀山区は住宅が密集し、人口は76万人に上る(29日=中央社)
CPCの方振仁副総経理は同日午前、記者会見を行い、定期検査後にプラントを再稼働した際、屋外にある加熱炉の配管が破裂して出火したと説明した。同社は1週間以内に詳細な調査報告をまとめ、公表する方針だ。桃園製油所は昨年12月25日から今年1月27日まで定期検査を行い、29日から操業を再開していた。
CPCは別途発表した声明で、桃園製油所で生産している軽油の不足分は他の製油所で賄うとし、供給には影響が出ないとの見通しを示した上で、「周辺住民を驚かせたことに対し、大変申し訳なく思う」と謝罪した。
行政院環境保護署(環保署)は、現場周辺の揮発性有機化合物(VOC)の濃度は低く、風速や降雨からみて、周辺で深刻な大気汚染の心配はないと判断している。
桃園製油所では2003年にアルゴンの膨張爆発による火災が起き、その後製油所の移転計画が浮上したが、具体化が遅れている。09年にも燃油噴出による火災事故があった。
鄭文燦桃園市長は同日、CPCに対し大気汚染防止法違反で罰金100万台湾元(約370万円)を科すとともに、移転計画の提出を求めると述べた。
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