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デンカとプレックスバイオ、感染症検査システム共同開発


ニュース 医薬 作成日:2018年1月29日_記事番号:T00075263

デンカとプレックスバイオ、感染症検査システム共同開発

 総合化学メーカーのデンカ(本社・東京都中央区、山本学社長)は、医療機器メーカーの博錸生技(プレックスバイオ)と、病原体微生物の同定検査、薬剤耐性遺伝子検査の迅速化を実現するシステム(機器、試薬など)の開発を共同で行うことで基本合意した。敗血症などの感染症患者の早期の病態改善や死亡率低下、抗菌薬の適正使用による薬剤耐性菌対策に資する画期的な製品提供が目的で、2022年の発売を目標に掲げた。

 デンカグループが検査試薬、博錸生技は測定機器を開発し、操作が簡便で、検査時間を1日以下と従来の半分以下に短縮できる製品開発を目指す。

 デンカは、現在、敗血症等の微生物感染症が疑われる患者に対して血液・尿・喀痰(かくたん)・糞便(ふんべん)などの検体を培養し、病原体微生物の有無および種を検出し(同定検査)、また抗菌薬が有効かどうか(薬剤感受性試験)を調べる検査が実施されており、この検査法は正確で非常に有用だが、検査結果を得るまでに通常2日以上の時間がかかると説明した。

 デンカは、発売から数年で病原体微生物の同定検査、薬剤耐性遺伝子検査の関連売上高20億~30億円を目指している。