ニュース 運輸 作成日:2018年1月29日_記事番号:T00075270
中国民用航空局が台湾側との事前協議なしで、台湾海峡の中間線のすぐ西側を通る航空路「M503」の北上コースの使用を開始したことに関連し、中国側の廈門航空、中国東方航空の2社が申請していた春節(旧正月)期間の臨時便176便の運航が認可されない可能性が高い。28日付経済日報が伝えた。
臨時便の認可不認可の決定期限は29日となっている。台湾交通部民用航空局(民航局)は、中国側が台湾側の提案した「技術的交渉」に応じない場合、臨時便の運航を認めない立場だ。
台湾側は中台双方が合意していない航空路を使用しないように重ねて要求しており、民航局は「客観的な条件が変わらない限り、認可の余地はない」としている。
中国に進出する台湾企業関係者からは、台湾側の不認可方針に不満の声が上がっている。台湾の対中窓口機関、海峡交流基金会(海基会)は24日、航空各社に大型機体の投入で乗客の輸送に当たるよう要請した。臨時便の座席数は延べ5万~6万席で、既に3万席が予約済みとされる。
一方、台湾民意基金会が実施した世論調査によると、臨時便不認可に「反対」との回答が43.8%を占め、「賛成」の39.8%を上回った。
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