ニュース 社会 作成日:2018年1月29日_記事番号:T00075279
欧州以外の国・地域の選手が参加するフィギュアスケートの四大陸選手権が1月22日~27日に台北市の台北小巨蛋(台北アリーナ)で開催され、最終日のエキシビションでは突然、停電が発生したものの、多くの観客がスマートフォンのライトを点灯させて、選手の演技をサポート。大きな問題には至らず、温かな雰囲気の中、無事閉幕を迎えた。
停電した会場に無数のスマホのライトが輝いた(27日=中央社)
26日までの競技で女子シングルは坂本花織(17)が優勝、宮原知子(19)が2位、三原舞依(18)が3位に入り、日本人選手が表彰台を独占。男子シングルも宇野昌磨(20)が2位、田中刑事(23)が4位に入るなど日本人勢が目覚ましい活躍を見せた。
そして最終日の27日、エキシビションが行われ、上位入賞者や地元選手による演技が披露されたが、終盤に突然、台北アリーナ内の照明が消え、音楽も流れなくなり、場内は騒然となった。
しかし、しばらくして観客たちが機転を利かせ、次々と自分のスマートフォンのライトを点灯してリンクを照らし始め、選手たちも観客の声援に応えてリンクに姿を表し、薄暗い中で予定になかったパフォーマンスを披露した。特に停電の際に自分の出番だった男子シングル優勝の中国・金博洋(20)は、無数のスマホライトが輝く幻想的な雰囲気の中で難易度の高いジャンプを繰り出し、大喝采を浴びた。
主催者の中華民国フィギュアスケート協会によると、停電は台湾電力(台電、TPC)の変電所で故障が発生したことが原因とみられるが、幸い20秒ほどで復旧。トラブルに見舞われながらも、観客や選手たちの協力で会場の雰囲気はより温かなものとなったようだ。
なお今大会に出場した台湾人選手のうち、男子シングルの曹志禕(20)はショートプログラムで自己最高、フリーでもシーズンベストを記録。合計で195.21ポイントと国際大会における自己ベストを更新する滑りを見せて17位に入り、今後に期待の持てる活躍を見せた。
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