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ASUSと技嘉、MB技術めぐり応酬


ニュース 電子 作成日:2008年5月19日_記事番号:T00007528

ASUSと技嘉、MB技術めぐり応酬


 マザーボード(MB)大手、技嘉科技(ギガバイト・テクノロジー)が先ごろ、最大手の華碩電脳(ASUS)製品に搭載される電力管理専用チップ「EPU」について、「同製品の省電力データはねつ造されたものだ」と批判した。これに対し、ASUSは16日付ニュースリリースで、「当社製品についての同業他社による悪意ある中傷が一部のメディアや消費者の誤解を招いており、中傷、デマを流した企業および個人に対しては、法的措置も辞さない」と技嘉に警告した。17日付蘋果日報が報じた。

 ASUSは今年初めの分社後、MB事業も自社ブランドはASUS、受託生産は和碩聯合科技(ペガトロン)と、それぞれ独立して出荷台数を算出している。

 これにより、同社通年の出荷枚数は2,400万枚規模と昨年までの約半分に減少し、2位の技嘉(受託生産を含む)との差は約300万枚にまで縮まることになる。また、昨年技嘉はブランドMBシェアで躍進を見せていることから、両者の競争はますます加熱し、マーケティング戦略も激化している。

 ASUSは16日、新世代「EPU」搭載の「E5Q」シリーズを発表した。謝明傑MB事業部副総経理は、「既存のMB機能はすべて当社が発表した後で広まったもの」と語り、今後も新技術の開発におけるリードを保ちたいとの意気込みを示した。そして、「技術を横取りされることを恐れない、それはわれわれの専門ではない」と皮肉も発した。